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メンズ日焼け止め顔用、白くならない選び方を元BAが断定

メンズ日焼け止め顔用、白くならない選び方を元BAが断定

鏡の前で「うわ、白い」ってなって、慌ててティッシュで拭き取った経験、あるんじゃないだろうか。俺自身、BA時代に売り場で日焼け止めを試した男性客の顔が数分でうっすら白くなっていくのを何度も見てきた。本人は「変な匂いする?」って聞いてくるんだけど、匂いじゃなくて顔が白いんですよ、って言うのが地味に気まずい。

先に言っておくと、白浮きするのはあなたの塗り方が下手だからじゃない。半分は「成分の問題」で、選ぶ商品を変えるだけでかなり解決する話なんですよね。

白浮きするのは「散乱剤」のせいだった話

日焼け止めのUVカット成分は大きく2種類ある。ひとつが紫外線散乱剤(酸化チタン・酸化亜鉛)、もうひとつが紫外線吸収剤。

散乱剤タイプは肌の上で紫外線を物理的に跳ね返す仕組みで、肌への刺激が少ないぶん、粒子が肌の上に乗っかって光を反射するから白く見えやすい。これが「塗った直後に真っ白」の正体。

一方の吸収剤タイプは紫外線を化学的に吸収して熱に変換する仕組みで、肌に馴染みやすく透明感が出やすい。ただし人によっては刺激を感じることがあるから、そこは肌質次第としか言えない部分がある。

つまり「白浮きしにくい日焼け止めが欲しい」なら、吸収剤メインで作られた処方を選ぶのが最初の分かれ道になる。パッケージに「白浮きしない」「透明タイプ」と書いてある商品は、だいたいこの吸収剤メインの設計になっていることが多い。

男の顔は白浮きしやすい、その理由

正直、女性向けの日焼け止め記事を読んでもピンとこないことが多いと思う。それには理由があって、男性の肌は皮脂量が多く、毛穴も開きやすく、さらにヒゲ剃り後の肌荒れという固有の条件が乗っかってくる。

皮脂が多いと日焼け止めの粒子が肌の上でヨレやすく、白い膜が均一に伸びずにムラになる。これが「塗ったところだけ白く残る」現象の原因のひとつ。ヒゲ剃り直後の肌は微細な傷だらけの状態で、そこに散乱剤の粒子が入り込むとより刺激を感じやすくなる。

女性向けの美容メディアがこのあたりに触れないのは、単純にそこまで気にしていないからだと思う。男性は「塗り慣れていない」状態でこの難しい条件を乗り越えないといけないから、選び方を間違えると挫折しやすい。

白くならない日焼け止めの選び方、3つの条件

俺が売り場で男性客に薦めるときに見ていたのは、この3つだった。

ひとつ目は、紫外線吸収剤がメインで白浮きしにくい処方かどうか。パッケージや商品説明に「無色透明」「透明感」と書かれているものはこのタイプが多い。

ふたつ目は、皮脂を吸着する処方が入っていて、サラサラした使用感が続くこと。皮脂でヨレると白浮きが目立つので、ここは意外と大事な条件。

みっつ目は、石鹸で落とせるかどうか。耐水性が高い日焼け止めほど専用クレンジングが必要になりがちで、面倒くさがりな人には続かない原因になる。耐水性と落としやすさは基本トレードオフの関係にあるから、どちらを取るかは生活スタイル次第。

通勤・デスクワーク中心なら石鹸オフできるタイプ、外回りや屋外で汗をかく仕事なら多少落としにくくても耐水性重視、くらいの割り切りでいいと思う。

テクスチャー別に見る、白浮きしにくさとべたつきの相性

ジェル、乳液、ローション、クリーム、スティック。この中でどれが自分に合うかは、正直使ってみないと分からない部分もあるんだけど、一般的な傾向はこんな感じ。

タイプ白浮きのしやすさべたつき耐水性向いている人
ジェルしにくい傾向少ないやや弱いサラッと使いたい人、汗をあまりかかない人
ローションしにくい傾向少ない弱め化粧水感覚で使いたい人
乳液商品によりばらつき中程度中程度化粧水後にすぐ塗りたい人
クリームしやすい傾向重め強い屋外で長時間過ごす人
スティック商品によりばらつき少ない強め塗り直しをこまめにしたい人

ジェルやローションは軽くて白浮きしにくいぶん、汗や湿気に弱いというデメリットがある。真夏の炎天下で1日外にいるなら、正直この2つだけでは心もとない。逆にクリームは崩れにくいけど、白浮きと重さが出やすいので、量を間違えると顔面が真っ白になる。

このあたりの塗り心地の好みは本当に人によるので、俺個人としてはジェルタイプから試して、物足りなければスティックで塗り直す、という組み合わせが一番失敗しにくいと思っている。

顔に塗る量、実は「足りてない」男がほとんど

ここ、地味に大事な話をする。

紫外線環境保健マニュアルという厚労省系の資料によると、顔に塗る適正量はクリーム状ならパール粒2個分、液状なら1円玉大を2回に分けて塗る、とされている。額・鼻・両頬・あごに置いてから、まんべんなく伸ばして、それを2回繰り返すイメージ。

これ、実際にやってみると「え、こんなに?」って量なんですよね。俺も最初に量を守って塗ったとき、正直ちょっと多すぎるんじゃないかと疑った。でも量が少ないとUVカットの効果を十分に発揮できないし、逆に一気にたくさん塗ると伸ばしきれずに白く残る原因になる。

だから「少なめの量を2回に分けて塗る」のがコツ。1回目を薄く伸ばして肌に馴染ませてから、2回目を重ねる。この「2回に分ける」を知らずに1回でドバッと塗って白浮きさせている人、けっこう多いと思う。

塗り方の手順とSPF/PAの選び方

塗る順番は、額・両頬・鼻・あごの5点に置いてから、頬→額→鼻→口周り→フェイスライン→目の周りの順に、指先じゃなくて中指と薬指の腹を使って「面」で伸ばしていく。指先でぐいぐい塗ると、そこだけ厚塗りになって白浮きしやすい。

手のひらに一度取って軽く温めてから塗ると伸びが良くなるのも地味に効く。冬場は特に、日焼け止めが硬くて伸びにくいから、この一手間で仕上がりが変わる。

SPFとPAは、日常の通勤や近場の外出ならSPF30台・PA+++くらいで十分。真夏の屋外レジャーや長時間外にいる日はSPF30以上・PA+++以上を目安にするといい。数字が高ければ高いほど肌への負担も大きくなりがちだから、「毎日使うもの」と「ここぞという日に使うもの」を分けて持っておくのも一つの手だと思う。

参考までに、具体的な商品をいくつか比較しておく。

商品名タイプSPF・PA容量・価格白浮き・べたつき石鹸オフ
アネッサ パーフェクトUV スキンケアジェルNBジェルSPF50+/PA++++90g・2,508円(税込)透明で白浮きしにくい
ビオレUV アクアリッチ ウォータリージェルジェル要確認要確認軽い付け心地、重ね塗りしても重くなりにくい要確認
キュレル 潤浸保湿UVローションローション(ノンケミカル)SPF50+/PA+++60mL・1,600円(税抜)白さが残りやすいので少量ずつ要確認
SHISEIDO メン クリアスティック UVプロテクタースティックSPF50+/PA++++20gウォータープルーフでベタつき少なめ要確認
ディズム マルチスキンケアUVスティックスティック要確認要確認水に強くスルスル塗れる、LDKメンズ部門1位要確認

料金は2026年8月時点で各公式サイトを確認した数字。表示価格は変動するので、購入前に必ず公式で最新の価格を確認してほしい。

ノンケミカル処方(キュレルのような散乱剤メイン)は肌に優しい反面、白さが出やすい傾向がある。少量ずつ丁寧に伸ばす前提で選ぶといい。逆に吸収剤メインのアネッサやディズムのようなタイプは、透明感を優先したい人向き。

スキンケア全体の見直しから始めたい人は、こういうセットで基礎から整えておくと日焼け止めの馴染みも変わってくる。

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塗り直しと落とし方の話

塗ってから2〜3時間で紫外線カット効果は弱まっていくと言われているから、本当は塗り直しが必要になる。ただ、正直「べたつくから塗り直したくない」って気持ちはよく分かる。このあたりの詳しい対処法は別記事で書いたので、外出先での塗り直し方が気になる人はそっちも読んでみてほしい。

メンズ日焼け止めの塗り直し、外出先どうする?元BAの答え

落とし方は、耐水性が高いタイプほど専用のクレンジングオイルが必要になることが多い。「石鹸で落とせる」と明記されているタイプなら、いつもの洗顔料でOKなことがほとんど。ここを面倒に感じて日焼け止め自体をやめてしまう人を何人も見てきたから、続けられるかどうかで選ぶのも全然ありだと思う。

べたつきそのものが気になる人は、こちらの記事のほうが選び方の切り口として合うかもしれない。

メンズ日焼け止めでべたつかない選び方|毎日使える塗り方も解説

夜職の知人から聞いた話なんだけど、垢抜ける男は結局のところ髪型・眉・ムダ毛処理の3つでまず印象が変わるらしい。日焼け止めで肌を整えるのはその土台の部分で、服より先に手をつけるべきところだと俺も思う。清潔感って、こういう地味な積み重ねでしか出てこないんですよね。

白浮きで一度失敗した人ほど、次に選ぶ商品は慎重になっていいと思う。今日の帰り道、ドラッグストアで吸収剤メインのジェルタイプを1本試してみる。それくらいの小さな一歩で、来週の自分の顔はもう変わってるはずだ。